るごろの営業日誌

老眼の春

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2月の梅の花見は雨だし、満開にはほど遠い花の開き。
翌週に行ってみると綺麗に咲いてました。
それでも五分咲き。今年はこの辺りの気温が低かったようです。

本屋でクウネルを立ち読みしていると、
山本作兵衛さんの奥さんのタツノさんの話が載っていたので
そうだ、ずっと作兵衛さんの作品が見たかったんだと思い出し、
先日田川まで行ってきました。
作兵衛さんの作品は田川市石炭・歴史博物館に常設展示してあり、
ここには炭坑についての資料も展示されています。
作兵衛さんの炭坑記録画は細かい部分まで描いてあってとても面白い。
当時のお風呂の様子や石鹸の質の悪さについて、
またお祭りや、坑内に居るタヌキの話、米騒動の話など生き生きと当時の様子が
浮び上がってきて、まるでそばで作兵衛さんが解説してくれているような錯覚に陥ってしまいます。
平日だったので、1点1点じっくり見れて満喫、満喫。
しかしヤマの記憶を孫に伝えるために描き出したこの記録画が
世界に認められるとは作兵衛さんも夢にも思ってなかったでしょうな。

1階には炭坑住宅を再現してあるコーナーがあって
玄関を入ると『おう!よう来たのぉ』と声がかかります。
もうね、すごくびっくりします。

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『まぁ、飲んで行けや』的な事を言ってましたので、
作兵衛さんをイメージしてるんでしょうか。
とすると、台所のこの人は・・・

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タツノさん?
中途半端に(失礼!)リアルなマネキンなので結構なビックリハウスです。
未体験の方は機会があればぜひ行ってみてください。おススメです。

話は全然変わりますが、店主は今年五十代の扉を叩きます。
私も四十五。
体の老化が顕著に出始めるお年頃なんですねぇ。
特に老眼がどんどん進行中。
二人で携帯の文字の大きさを比べて爆笑しております。
先日ラジオでシティボーイズのきたろうさんが
歳をとって不便な事も多いけど、老化で笑える事も増えるねとおっしゃってました。
確かに無意識でやってしまった行動が後でやたらとおかしい時がある・・・
そう思うと老いるのも気が楽ですな。

2015-03-13 | Posted in るごろの営業日誌No Comments »