るごろの営業日誌
茗荷
春頃植えていた茗荷の蕾が顔を出していた。
この蕾が茗荷と聞いたら浮ぶあの姿。
きざきざの頭で大地を割るように土からザクリと出てくる様子はとても力強い。
ガメラの手みたい。
やがて頭のイガイガの先にピヨーンと白い花が出てくる。
細く繊細な花で、いかつい蕾とのギャップに拍子抜けする。
恥ずかしながら茗荷がこうやって花を咲かせる事を初めて知った。
農家の祖母によると花が咲いてしまうと蕾の中がスカスカになって
柔らかくなってしまうのでできれば花の咲く前の固い状態で
収穫した方がいいと言っていた。
「食べれん事はなかよ」らしい。つまり商品にはならないという事。
もちろん商品にはしないし、それ以前に4つしか収穫できなかった。
でも数年すればもっと土と馴染んできて、たくさん蕾が出すようになるから
あちこちからガメラハンドがニョッキニョキ。楽しみ〜。
茗荷4つ収穫するほんの5分ほどの間に
半袖の腕にヤブ蚊が食い付いて5〜6カ所やられた。
これが痛いのなんの。ブヨに刺されたかと思った。
町の蚊とは質が違う、暴力的で殴り掛かってくる感じ。
ひぇ。
家に帰ると暑さで愛犬がぐったり寝ている。
この足裏・・・このザクザク感、茗荷っぽくないか?
こっちの匂いもたまらんと寝っ転がり、鼻を押し付けてクンクンする。
そのうちキックが飛んでくるのでギリッギリのあたりでかわす、
そのヒヤヒヤ感がくだらないけどやめられない。
今週末はスープカリーとかき氷、珈琲を楽しむ会です。
台風が心配ですが、逸れてくれることを祈って・・・
お待ちしております。
2015-08-03 | Posted in るごろの営業日誌 | No Comments »