るごろの営業日誌
きびしい残暑
お盆を過ぎてから朝晩は少し涼しくなったものの
日中は日差しがジリジリと嫌になるくらい暑い。
愛犬の足が弱っているので先にご飯を食べさせて、
すっかり日が暮れてからほんの少しだけ散歩に出る。
その時間になると僅かに秋の気配を感じるようになった。
虫の音も秋バージョンに徐々に変化してきた。
考えてみれば今年の始めに店主の母が亡くなってから
気持ちが落ち込むような事が大小色々あった。
なんだかどうもうまくいかない事が多かった気がする。
こちらは意識してなくてもあちらから次々やって来るから
うまく対応できない。
そんな折、脚本家の山田太一さんが脳出血で事実上の断筆宣言
というニュースに接した。
その記事の中で山田さんはこうおっしゃっている
人生は自分の意思でどうにかなることは少ないと、つくづく思います。
生も、老いも。そもそも人は、生まれたときから
ひとりひとり違う限界を抱えている。
性別も親も容姿も、それに生まれてくる時代も選ぶことができません。
生きていくということは限界を受け入れることであり、
諦めを知ることでもあると思います。
でも、それはネガティブなことではありません。
諦めるということは、自分が“明らかになる”ことでもあります。
良いことも悪いことも引き受けて、その限界の中で、
どう生きていくかが大切なのだと思います
断筆宣言はとても寂しいが、
この方の言葉の力強さには本当に感動する。
なんだか心にストンときて、モヤモヤとしたものが
すっと晴れたような気がした。
自分の限界や現実を引き受けて淡々と行こうじゃないか、
そう思えた。
さてさてそんな中、一番楽しみなイベントがまもなくです。
『スープカリーとかき氷、珈琲を楽しむ会』
店主も汗をかきかき準備中。
夏の終わりにモヤモヤも一掃する美味しいイベントへ是非!